障害者同士の恋愛・障害者と健常者の恋愛について

私はこれまで障害者同士のカップルをたくさん見てきました。

聴覚障害者同士のカップル、統合失調症とうつ病のカップル、知的障害者と身体障害者のカップル。

また、障害者同士で恋愛し、のち、めでたくご結婚された方もいました。そして、今現在もとっても仲良し、お子様も2人います。

我々、また、世論は「障害」でいうと比較的ネガティブな文脈で語りがちです。

ただ、綺麗事ばかりは言いたくないので、確かに難しい、大変なこともあるでしょうが、決して無理ではありませんし、充分に成立しています。

むしろ、成立している・・・というよりは、お互いを知り理解し合っている分、絆は強く、相性がいいなと感じるケースは多いです。

例えば、前述した聴覚障害同士のカップルの話です。男性の方は、手話はほとんどマスターされていますが、女性は日常会話程度の手話しか使いません。お互い手話、筆談、ボディランゲージを使い、お付き合いする上でコミュニケーションに困ったことはないと言います。

また、聴覚障害者同士だからこそ分かり合える「あるある」。

例えば、日常生活(電車の中や職場等)で「もっとこうして欲しいんだよね・・・」といった分かり合える、共感できる部分があるので、お互い居心地がいいそうです。これは、共通言語に近い感覚じゃないかと思っています。障害がある方の「共感・理解」というのは、その障害がない方がそれに近づこうと努力しても、本当の本当の意味では当事者同士しか分かり合えない部分がきっとあると思います。

障害者と健常者のカップルを否定しているわけではないのです。

後日、ゆっくり書くつもりですが恋人や結婚相手になる方の障害を気にする人もいれば、気にしない人もいます。相手の身長や体型を気にしないのと同じこと。ですから、障害者という理由だけで、恋愛や結婚を諦めたり、消極的になる必要もありません。

障害を個性の1つとして捉え、理解してくれる方が必ずいます。気になる相手が見つかったら、自分の気持ちをしっかりと伝えてみましょう。

恋愛、また結婚していく上で「重要な問題・壁」といったものを挙げるので言えば、障害は関係ないということです。

健常者であっても「相手と金銭感覚が合わない」「信じていたのに浮気された!!」等々、付き合っていても様々な理由で別れたり、結婚しても離婚したりしています。

障害あるないに関わらず、どんな困難があっても、きっとお互いを理解し、愛する気持ち、歩み寄ったり思いやりがあれば乗り越えらえると思うのですね。

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